自分に合った羽毛ふとんとは
羽毛ふとんは市販されているものがすべての人に合うわけではありません。
マンション住まいの方、一軒家にお住いの方、北部、南部等にお住いの方…
その場所や建物などでも体感温度が変わってきます。
また寒がりの人、暑がりの人などでも同じ羽毛ふとんで感じ方が変わってきます。
つまり、人それぞれ違うということです。
例えば、先日羽毛ふとんを購入された方はご年配の方で、「今使っている羽毛ふとんは重たいからもっと軽くて温かいものを作ってほしい」との注文でした。
羽毛ふとんはそもそも軽いものですが、より軽くて体にフィットするものを作るには何をセレクトするか考えました。
羽毛を選ぶ
羽毛ふとんんはグース(ガチョウ)やダック(アヒル)などの水鳥の羽毛が使われています。
まず羽毛はダウンボール(一つの羽毛)の大きさが大きいもの。
グースの羽毛はダックに比べて大きいので嵩もでるし、いい羽毛ふとんが仕上がります。
よく聞くマザーグースはグースの中でも成鳥の羽毛なので、ダウンボールもより大きく良質な羽毛布団が出来上がります。(※マザーグースはプレミアムグースクラスです。)
ご注文いただいた方はロイヤルグース(ポーリッシュ・コーダグース)をセレクトされました。
側生地を選ぶ
側生地にもこだわりが必要です。
糸番手の太いものは生地自体がごわつくし、重たく仕上がってしまいます。
良質のグースに合わせるのならしなやかでシルクのような軽さの綿をセレクトします。
当店の生地は綿100%です。
天然の羽毛に合わせるのは綿100%がおススメです。
縫製方法を選ぶ
羽毛ふとんは縦のマスと横のマスをキルティングして作られています。
当店ではこの縫製方法も選んでいただけます。
マス目を細かくすることでより体にフィットした羽毛ふとんが出来上がります。
今回のお客様はロイヤルグース93% 1,1kg 側生地は100単という柔らかくシルクのような生地をセレクトして
片手で持ってもとても軽い羽毛ふとんを仕上げることができました。
これから羽毛ふとんの購入をお考えの方は、今後リフォーム(仕立て直し)ができる羽毛ふとんを選んで下さい。
素材のいいものは捨てることなく、リフォームで永く使用していただけます。
その際は当店にお気軽にご相談ください。
コメント